今回はVPS上でCentOS7をセットアップしたことを前提にWebサーバを構築していきます。

まずは、サイトの軽量化のため、不要なデーモンを止めていきます。
その前にまずは、基本のOSのアップデートを実施します。
OSのアップデート
yum -y update
みなさんご存知だとはおもいますが、Webサーバが構築された後の環境では絶対打ってはいけません。
なぜならすべてのパッケージがアップデートされるため稼働中のサービス(デーモン)のどれかとバッティングする可能性が高いからです。
たまに聞くのは、このコマンドを新人が打ってサーバをバグらせたとかで現場で慌てて対応など…
もしも打つ場合はパッケージの情報収集をして、ほかのサービスとの依存関係を調べてから必要なパッケージのみUpdateするのがおすすめです。
#yum update パッケージ名 -y
Webサーバを運用する上で不要なデーモンを停止する
不要なサービスは全部止めます。なぜなら今回契約したVPSが1core 512Mしかスペックがないのでメモリを確保するためです。とりあえず現在のメモリを確認します。
free -h
稼働中のデーモンを確認
systemctl list-units --type=service
停止するデーモン
俗にいうSMTPサーバです。今回は使わないので停止
#systemctl disable postfix.service
SELinuxの詳細ログを収集、今回はいらないので停止
#systemctl disable auditd.service
自動バグ報告ツール (ABRT)。 今回はいらないので停止
#systemctl disable abrt-ccpp.service
#systemctl disable abrt-oops.service
#systemctl disable abrt-xorg.service
#systemctl disable abrt-vmcore.service
#systemctl disable abrtd.service
外部ストレージアレイ管理プラグイン 。 今回はいらないので停止
#systemctl disable libstoragemgmt.service
ハードディクスの S.M.A.R.T. による自己診断機能情報を取得するサービス いらないので停止
#systemctl disable smartd.service
Device-mapper RAID や dmraid はディスクをひとつの RAID セット いらないので停止
#systemctl disable dmraid-activation.service
ソフトウェアRAIDをモニターするデーモン 今回はいらないので停止
#systemctl disable mdmonitor.service
- システムに異常が起こって強制的に停止や再起動が行われるとき、メインメモリ上の内容をハードディスク上に記録するためのデーモン。今回は商用ではないので停止
#systemctl disable kdump
最後にOSの再起動をおこないます。
#shutdown -r now
以上で終わりです。
次回はApacheのパフォーマンスチューニングを記載予定です。
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