今回は、ネットワークの勉強会を開いた際、IPクラスフル・クラスレスについて聞かれて説明したときの内容を備忘録として残しておこうと思います。
クラスフルとクラスレスの違いとは
クラスフルとは、昔使っていたIPアドレスの 管理方式 で今はほとんど使っていません。
IPをクラス(A~D)ごとにわける考え方です。
下の図の通りに分けます。
クラス | アドレス範囲 | ネットワーク数 | ホスト数 |
---|---|---|---|
A | 1.0.0.0~ | 256個 | 16777214(1677216-2) |
B | 128.0.0.0~ | 16384個 | 65534(65536-2) |
C | 192.0.0.0~ | 2097152個 | 254(256-2) |
D | 224.0.0.0~ | マルチキャスト用 | マルチキャスト用 |
しかし、このやり方でIPを振ると無駄がでてきます。
例えば、255台のPCにアドレスを振る場合、Bクラスのアドレスが必要になり、65279のアドレスが無駄になってしまいます。
そこで、別の考え方が採用されました。
それが サブネットマスクを利用した、クラスレスといわれるIPの管理方式です。
サブネットマスクでどこまでがネットワークでどこまでがコンピュータかを分けることでアドレスの無駄をなくすことが可能になりました。

まとめ
クラスフルとは、IPだけで分類する IPの管理方式
クラスレスとは、IPをサブネットで分けて効率的に使えるIPの管理方式(現在主流)
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